倫理的な行動と法令遵守

腐敗行為は世界経済に大きな問題をもたらします。腐敗行為は持続可能な成長を妨げ、不平等を拡大するだけでなく、公的機関を弱体化させ、経済成長を減退させます。企業にとっては事業コストが増加するとともに、法的問題や企業の評判にかかわる重大なリスクが発生し、持続可能な取引関係の構築ができなくなります。ビジネスの成功は、倫理的に行動し、法令を遵守したビジネスモデルを維持することにかかっています。

社内でも、業界全体においても、常に先頭に立って倫理的な営業およびマーケティング活動を推進します。

包括的な内容の行動規範や方針、研修、従業員の行動を規定するその他のプログラムに加え、米国内外における倫理的な営業・マーケティング活動の推進に特に注力しています。医療従事者および公務員との交流に関する規程を定め、当社の倫理・コンプライアンス基準に抵触する可能性がある不適切な意思決定や行動を防止するため、助言を求めるように従業員に働きかけています。ウェブサイトやホットライン、倫理・コンプライアンスの専門スタッフ、コーポレート・レスポンシビリティ・オフィスの設置など、従業員がコンプライアンスに関する助言を求められるよう、さまざまな手段を提供しています。

当社のパブリックポリシー委員会は、当社の企業方針と行動が、企業市民として誠実に行動するという企業責任を果たすものとなるよう働きかけています。また、コーポレート・リスポンシビリティ・オフィス(CRO)は、倫理およびコンプライアンスに関する基準を周知させ、従業員の指導や研修を実施します。さらに、従業員が懸念事項や問題を報告できるよう、複数のチャンネルを設け、コンプライアンスを監視します。当社はすべての事業活動についてリスク評価を行うとともに、コンプライアンス評価などを実施し、規定遵守の状況を監査しています。

2010年、当社の国際汚職防止プログラムを補完する第三者との取引承認にかかわるポリシーを策定し、取引業者を含む社外の組織にも倫理的な営業・マーケティング活動を推進しました。この新たなポリシーは、米国外で当社に代わり特定の活動を行う外部組織に適用されます。この活動には、当社製品の販売・マーケティング・販売促進、契約の交渉・実行、当社のためのロビー活動や支持活動、公務員との交流、医療従事者への報酬の支払いが含まれます。従来の汚職防止方針は、外部組織が公務員などに対して不適切な報酬の支払いや便益の供与を行うことを禁じていますが、新しい方針は、ビジネスパートナーに対して適正評価を実施し、汚職防止法や当社の要求事項に関する研修を提供する一貫性のあるプロセスを確立しています。

 

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