地球環境の保護

地球環境の保護

バクスターは、次世代に環境と天然資源を守る保護活動に積極的に取り組んでおり、バリューチェーン全体におけるオペレーショナル・エクセレンスと環境スチュワードシップ実現を大切にしています。 

当社の2030年環境目標

当社の活動

A person holds small pellets of recycled plastic

製造過程におけるプラスチック廃棄物の削減

プラスチック廃棄物の削減とリサイクル率の増加は当社の優先事項です。プラスチックくずは当社の無害廃棄物の約3分の1を占め、当社が排出する最大の廃棄物となっています。そこで世界中の当社施設では、製造によって排出されるプラスチックくずの削減プロジェクトを実施しています。一例を挙げると、2020年、メキシコのクエルナバカにある施設で、シックスシグマなどのプロセス改善手法を導入したことにより、PVCおよびHDPEプラスチック廃棄物を78メートルトン削減することに成功しました。また、米国アーカンソー州のマウンテンホームにある当社施設では、生産量が3%増加したにもかかわらず、2020年にプラスチック廃棄物を約400メートルトン削減しました。これは、フィルム押出ラインのくずを減らし、粉砕再生して製品に利用するプラスチックの量を増やしたことで実現したものです。

環境、健康、安全性、サステナビリティ(EHS&S)

当社のEHS&Sポリシーは、当社の「患者さんの生命を守る」というミッションを下支えし、当社がステークホルダーの皆様に価値を生み出す中で、環境、健康、安全性、サステナビリティの実績を一貫して向上する取り組みを示すものです。 当社のEHS&S管理システムは、バクスターの全施設が満たし維持しなければならない最低限の基準を規定する「グローバルEHS&S要件」に基づいています。この要件は当社のアプローチの指針であり、ISO 14001を導入して環境面を体系的に管理するとともに、ISO 45001で従業員の健康と安全に関わる危険とリスクを管理しています。またEHS&S監査プロセスによって、規制要件を満たし当社のEHS&Sに関する目的と目標を達成するプログラムが当社施設に実装されていることを確認しています。 

当社の統合サプライチェーン部門全体で、エネルギー、水、原材料の効率的な利用を目指すと同時に、廃棄物や温室効果ガスの排出量の削減に努めています。中でも特に重視する取り組みは、当社が設計、製造、販売する製品による環境への影響を低減することです。そこで、組織横断的にグループを結成して「バクスターの製品の持続可能性」プログラムに参加することで、全社にプロダクト管理(スチュワードシップ)がしっかりと根付くよう取り組んでいます。 詳細については、最新のバクスターCSRレポートをご覧ください。